水滸伝(北方 謙三) 読了

水滸伝(北方 謙三)(全19巻)、読了しました。
(武之介評価:★★★★★


すごかった・・・。
これほどまでに水滸伝を面白く描ききるとは・・・恐るべし北方謙三!!Σ(゚Д゚)
全19巻というかなり長い物語なのにもかかわらず、全巻ともすっごく面白かった!!
いつも寝る前に少しずつ読んでいたのですが、何回寝るのを忘れて読みふけってしまったことか。


水滸伝自体は原作の翻訳版を読んだことがあります。
それゆえ内容は知っておりました。
今回の北方版は、原作の内容に忠実にそったわけではなく、彼独自の脚色がかなり加えられた形での「水滸伝」ということになっているようです。
登場人物こそ同じではありますが、たとえば
・梁山泊に入るいきさつが違う
・死ぬはずのない好漢が死んだりする
・架空の登場人物や設定などが出てくる
など、水滸伝本来の中身を知っている人であればあるほど、読み進めていくと
「あれれ?」
と思われるでしょう。


し・か・しっ!!!


そんなの関係ねーっ!!ヽ(`Д´)ノ

ってマジでいえるくらいに面白いです!
今回のこの北方脚色は、それがかなり良い方向にビシビシ効いています!
原作ではあまりスポットが当てられなかった弱小好漢にも、宋江が掲げた
「替天行道」
の旗の下に集った際でのさまざまなストーリー・場面が用意されており、いい意味で
「あれ?こんな好漢もいたのかー!」
と驚かされまくりました。

替天行道の旗の下に集った理由は十人十色であれ、宋国という巨大な敵に対し、寡兵をもって抵抗を試みていく好漢達は、本当にかっこよかった。
その恐るべき槍の腕を恐れられつつも、死んだ妻のことを悩みぬいた林中
宋国全土を渡りあるき、その破天荒な魅力でもって好漢たちを梁山泊に招きいれた魯智深
寡黙な人物ではあるが、腕と存在感によって言葉以上のものを表す武松
純真無垢でひたすら子供っぽくはあるが、一度火がつくと誰にもとめられない李逵
もともと大好きだった好漢達が、さらに物語の中を躍動していく様は、読んでいて本当に面白かった。
なんて爽快感あふれる・・・そして、どきどきわくわくする物語なんだろうか。
すごい・・・すごいぞ水滸伝!!!



読了し終えてわかったことなのですが、「水滸伝」および続編の「楊令伝」、そして宋VS遼を描いた「楊家将」「血涙 新楊家将」の4作品が
『楊家』
という一つの一族の話として、微妙につながっています。
この4作品を読んでいくと、この楊家を通じて、宋国という巨大な歴史の流れを感じることができ、さらに楊家という存在がいかにこの物語にインパクトを与えたのか!というが実感できます。
その辺りを踏まえたうえに考えると、なぜこれほどまでに水滸伝の中で楊志、楊令が活躍しているのか?というのがわかってきましたね。

水滸伝を読んで
「面白かったーーー!!!」
と思った方であれば、ぜひとも水滸伝の土台を作り上げた楊家将のほうにも、手を伸ばしてみるべきだと思います。
読んでみて、絶対損はありませんよ!!


読み終えるのに、3ヶ月以上かかりました。
だけどすっごく面白かった!!!
ますます水滸伝という物語が好きになりましたね。

中国を舞台とした歴史小説って、やっぱり面白いなぁ~。
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Comment

[1868]

これはもうハマるしかありませんよねぇ。
武侠小説に政治と軍事と経済を持ち込み、
波瀾万丈のストーリーに仕立て上げた手腕は大したものです。
鎌倉・南北朝ものの「武王の門」「破軍の星」
「波王の秋」「楠木正成」もおすすめですよ。

[1871] はまります

■ 瑞閏殿
はまるしかありませんね~。(笑)
「楊令伝」を読んでみたいなぁ~って思っていはいるのですが、完結していない段階で読んでしまうと中途半端になってしまうので、迷っているところです。
完結するまでの間、そのほかのいろいろな作品を読んでみるのも良いですよね。

「武王の門」「破軍の星」
「波王の秋」「楠木正成」
でございますか!!
オススメありがとうございます!
今の「血涙 新楊家将」が読み終わったら、それらをチェックしてみます!!

そういえば、鎌倉・南北朝ものってあまり読んだことなかったかも。(^^;
偏ってるなぁ~、私の歴史好き。

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