「プリズンホテル」 読了





「プリズンホテル」(浅田次郎) 読了しました。
(武之介評価:★★★★★


面白かったぁぁぁぁぁっ!!!!(≧▽≦)


というのが第一声です。

カッコイイよ、仲蔵親分っ!!
お前頭おかしいよ、孝之介っ!!
楽しすぎだよ、従業員の皆さんっ!!!

嗚呼、なんて面白いホテルなんでしょうか・・・こんな素敵で摩訶不思議なホテルが実在したら・・・一度はぜひ行ってみたいっ!

「プリズンホテル」へっ!!!ヽ(`Д´)ノ


ヤクザの親分が経営するホテル、通称「プリズンホテル」は、任侠団体専用のホテル。
もうこれだけで、ドタバタが起きるのは間違いなしっ!!と冒頭からワクワクしてしまいます。
当然、来客の皆様も、一癖二癖ありまくりなおかしな人達ばかり。、
「陰湿・凶暴な小説家」
「心中一家」
「警察署ご一行」
など、次から次へと大問題を引き起こす客の来襲(笑)に、ホテル従業員一同は大あわて。
もちろんそんな従業員達も、すねに傷を持つ連中ばかりで・・・普通のホテルの応対なのにもかかわらず、その仕草すべてが
『任侠Version』(笑)。

当然、ホテルの規則も凄まじく
---------------------------
・情報収集には万全の配慮を致しておりますが、不慮のガサイレ、突然のカチコミの際には、冷静に当館係員の支持に従ってください。
・客室のドアには鉄板、窓には防弾ガラスを使用しておりますので、安心してお休みください。
・破門、絶縁者、代紋ちがい、その他不審な人物を見かけた場合は、早まらずフロントまでご連絡ください。
・館内ロビー・廊下での仁義の交換はご遠慮下さい。
---------------------------
とまぁ、任侠者にとっては至れり尽くせりの素晴らしいホテルでもあります。(笑)
「早まらずフロントまで」
なんていう表現なんかは大好きっ!。

一風どころかすべてが変わっている従業員達と、次から次へと来襲する客達との
「仁義なき戦い」(笑)
は、爆笑の連続です!
ここまで笑いが重厚に織り込まれた小説は、久しぶりでございました。
いやぁ、笑った笑った。



主人公となるのは、昔気質で仁義を重んじるオーナー・木戸仲蔵
そして、オーナーの甥でキチガイ小説家の孝之介
この親分は非常に素晴らしい人なのですが、甥の孝之介が胸くそ悪くなるほどの嫌なヤツなんですよーーっ!
暴力は振るうわ、悪辣な言葉を口にするわ・・・とにもかくにも自分本位な行動ばかり目にする、非常に嫌なヤツっ!!!
こいつが出てくるたびに話が非常に嫌な方向に進んでいってしまうのですが、
「ヤクザの親分とその甥」
という物語の大元に繋がっていき、様々なことを体験していった孝之介は、少しずつ少しずつ変わっていきます。
非常にドラマ性を感じさせてくれる部分でございましたね。



こんなホテルがあったら・・・一度は行ってみたいかも?
(かなり恐いけど・・・)
って読んだ人なら必ず思ってしまう、そんな素晴らしいプリズンホテルでございました。


浅田次郎って、こんなにも面白いものを書く人だったのかぁ~と驚いております。
もっと小難しい話ばかりを書いているのものと思っていただけに、良い意味で期待を裏切られました
今度からはもっともっと注目してみなくてはっ!!


この本を紹介してくださった瑞閏さんに感謝です!!(゚∀゚)vドモー

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Comment

[1327]

お気に召して頂けたようで嬉しゅうござんす(笑)。

浅田次郎は、中年サラリーマンが喜ぶような
「泣ける人情話」で人気のある作家ですが、
元任侠方面周辺の人ですから、
硬派で痛快で笑える話も得意な作家だったのです。
「きんぴか」も同系統の話で面白いですよ。

[1329] なんか読みたいんやけども・・・

戦国もの、“里見義尭”を読んでからほかにも読んでみたい気にかられていますが、なんかいいのがないなぁ、と言う感じの最近です。長編もいいですが私としては一冊くらいの短いのがありがたい。そこで探しているのがむかし“PHP文庫”から発売された“保科正俊”の小説。一冊ものです。話は息子の正直が出陣して空状態の自城に敵が攻めてきて弱兵だけで敵を撃退すると言うはなし。出た時に買えばよかったんですがなんとなく買わずそのままだったのでいまさら探さなくてはならない状態になっております。amazonで探せばあるかなぁ。
浅田次郎さん、今日“壬生義士伝”がテレビでありますよ。“プリズンホテル”うわさだけは聞いておりましたが中々面白そうですね。読んでない日々が続いているので新聞に掲載されている小説“宿神”というやつをチョコチョコとばしとばし毎日でなくたま~に読んでます。作者は“夢枕獏”さんです。v-15

[1330] 浅田次郎

■ 瑞閏殿
ござんす。(爆笑)

いつもながら、瑞閏さんのチョイスには外れがありませんね~。
オススメ書籍リストをずらっと並べてもらえると、次の作品を購入する際の参考にすごく役立ちそう。(笑)

浅田次郎の作品は、もっと文学的なものなのかなぁ~と思っていただけに、今回の話はとても驚きました。
いやぁ、やはり食わず嫌いというのはダメですね。(^^;
これほどまでに「笑い」の取れる話をかけるとは・・・今後はさらに注目してみようと思います!


■ 椿三十郎殿
面白いですよ~!
最初はちょっとかったるい場面が続きますけれども、読めば読むほど
「仲蔵親分と愉快な子分達」
という奇妙な人々が大好きになっちゃうはずです。
機会があればぜひ。

>戦国物
最近のものでは、「後北条龍虎伝」がオススメかと。
他の一冊ものだとすると、
・「狙うて候 銃豪村田経芳の生涯」(東郷隆)
・「真剣―新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱」(海道 龍一朗)
あたりが熱いです!
読んでいて大興奮間違いなしですよーっ!!

あ、「壬生義士伝」も浅田次郎だったのですかっ?
全然気がつかなかった。(^^;
夢枕獏は、やはり陰陽師シリーズが大好きで読んでおりますが、それ以外を読んだことがないんですよね。
面白そうであれば、読んでみたいものです。

[1331]

壬生義士伝は、吉村貫一郎という新撰組隊士を主人公にしていまして、友情や家族への熱い思いが泣かせる幕末小説ですよ。

[1332] 幕末作品

■ 瑞閏殿
情報、ありがとうございます。
「壬生義士伝」は読んだこともあり、年末時代劇で見たこともありました。
一途なまでの吉村貫一郎の姿には、涙なしには語れませんよね。
新撰組の中では様々な人物が登場しておりますけど、その中でも一番好きな人物かもしれません。(^^;


幕末系については
「新撰組」
「幕府」
「薩長」
と等と、それぞれの側からの視点で描かれた作品があるだけに複雑な時代ではありましたけど、それはそれで面白いなぁ~と最近思うようになりました。
次に幕末作品を読むとしたら・・・どの勢力の作品を読もうかなぁ~って迷ってしまいますね。(^^

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悪ノリ大好き!でも小心者ナンデス。
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