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『町医 北村宗哲』(佐藤雅美) 読了

町医 北村宗哲』(佐藤雅美)、読了しました。
(武之介評価:★★★★★


この佐藤雅美氏が書く「医者」の話っていうのは、本当に面白い!!
この作品の他にも
「啓順地獄旅」
「啓順純情旅」
という医者を主人公にしたシリーズがあります。
「お尋ね者でありながらも医の腕が確かな人物が、様々なやっかい事に巻き込まれつつ各地を逃亡していく・・・」
そんな風変わりな作品なのですが、医療および当時の医薬品に対する描写がとにかく細かい!!
それでいて、その小難しさを感じさせない話の上手さがまさに絶妙。
度重なる啓順の逃亡劇にハラハラしつつも、その医療の話にぐいぐいっと引き込まれていってしまうという・・・これまた非常に大好きなシリーズです。



今回の作品も、このシリーズに負けずと劣りません。(^-^)


今回の作品「啓順町医 北村宗哲」も、やはりすねに傷を持つ町医者。
若い頃に侠客となって江戸のとある破落戸共とやりあって、人を殺してしまいます。
各地を放浪したあげく、10年以上もたってやっと江戸の地に帰りつく。
医学館卒業という医学の知識と、逃亡時代に知り得た按摩の腕をもって、江戸の芝神明前に居をすえたものの、
「江戸は、三代医療を続けていないと認められない」
(なぜこういう事だったのか?という説明もしっかりありますよ~)
ということもあってか、当初は閑古鳥が鳴く始末。
そんな状況からも地道に精進を繰り返した結果、今や
「芝神明前の名医」
と呼ばれるまでになり、毎日ひっきりなしに患者が訪れる。


しかし、昔のすねの傷を事・・・というものは本人が隠していても世間には伝わるようで、その筋がらみの頼み事をされる始末。
心ならずも、彼らの為にも医の腕をふるうことになるのですが・・・その事がまたさらなる事件へと発展していきます。
そんな江戸の裏世界ばかりかと思いきや、医療に携わる者達との間にある様々な出来事をへて
「江戸の医療」
というちょっと珍しい光景に立ち会えることもあり、これがなかなか面白い。
様々な医薬品や医療本などがずらずら出てくるものの、物語の流れの上で触れていく程度であるため、そういった難しさを感じることは一切ありませんでした。


確かな腕を持ちつつも、様々なやっかい事に巻き込まれ・・・そんな風変わりな名医・北村宗哲の話は、ぜひ啓順シリーズ共々
「シリーズ化」
を施してほしいものです!!

経済小説ばかりが真骨頂かと思っておりましたが、こういった「医療」関連の小説もすっごく面白いです!!
ますます佐藤雅美氏の作品が、大好きになっちゃいました!!



いやぁ~、面白い時代小説でございました。
大満足ですっ!!!







----------------- < 啓順シリーズ >-----------------




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Author:武之介(たけのすけ)
悪ノリ大好き!でも小心者ナンデス。
そんな武之介の内なる声を余すところなく書き殴ったブログ!
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