木曜時代劇『ちいさこべ』(第五回) ラストが・・・

ついに、最終回の「ちいさこべ」。
大留の茂次とおりつは・・・そして、子供達は・・・と注目が集まります!


子供に対して
「やらしい目をしてる」
と不信を抱いたおりつ。
しかしそれが完全な誤解だったということが後になって判明に、それに負い目を感じて何と大留を出て行ってしまいました。
まぁ確かにわかることではあるけれども、なんか問題が現代的過ぎるって思えたのですが、気のせいかなぁ・・・。


台所を担っていたおりつが抜けた大留は大混乱。
茂次が何とか切り盛りしようとしたけれど、てんでなってません。(笑)
おゆうがやってきて何とかなりましたけれども、
「たまには良いだろう」
と思って買い込んだ野菜の一件を経て、自分自身の身の置き所を再考するようになりました。

悩みに悩んだ結果、出た答えが
「私は福田屋の跡を継ぐ」

おゆうの苦悩の大きさを悟った茂次も
「きちんをケリをつける」
ということで、自ら福田屋久兵衛の元に出かけて
「許嫁の件はなかったことに」
と頭を下げました。
こういったことはなかなか出来ないことだと思えるだけに、茂次の真面目なこういった一面には、今まで以上に好感がもてましたね。
それにしても、許嫁とまでなっていたのに・・・なかなか上手くいかないもんなんだねぇ。(つД`)


「自分の気持ちに素直に生きる」
確かにそれが出来れば迷いはないのかもしれませんが、なかなかそれができないのがこのご時世です。
しかしそれを実現すべく、迷いの無い表情でおりつを迎えにきた茂次。
そんな茂次に答えるかのように、笑みを浮かべて返ってくるおりつ。
叔父達との仲も何とか元通りになり、仕事場には活気が戻ってきたようす。
このあたりから、皆それぞれが思い定めた道を歩み始めたのかなぁ~なんて思えるようになりました。


その晩。
訪ねてきたおりつに向かって、しどろもどろになりながらも、必死に何かを言おうとふんばる茂次。
言いたい!でも言えない。でもでも・・・っていう茂次の心の中の葛藤が現れているかのようなシーンでしたね。
「おめぇにこの家をやってってもらいてぇんだ。」
やっと出たこの一言。
いやぁ良かった。めでたしめでたし・・・という形で落ち着きそうです。





と、ここまでは良かった!!!(゚Д゚)b



最後の最後のシーンで
「お父っつぁん~!」
って子供達が茂次に走り寄っていく・・・のは良いんだけど、何かが違うような気がする
う~ん・・・なんて表現したら良いのか分からないけど、どうも最後の最後だけしっくりこないんです。
子供達が茂次を父親の様に慕うのはわかる。
しかし、これに応える茂次がなんか変じゃありませんでした?
「お~い、みんな~。」
っていってましたけど、なんかこの台詞もおかしくありません?
茂次の性格を考えるなら、あのように和やかな雰囲気になるのではなく、最後の最後まできっちりと厳しい父親を演じ、子供達が見ていない時を狙ってやさしく微笑むのが、茂次のもつ優しさだと思っていたのですが・・・。


そんなこんなで、どうも腑に落ちない終わり方をしたなぁ~と感じてしまった「ちいさこべ」でございました。
ただ作品の内容自体には、非常に満足しております。
第一回から最終回まで。物語の内容に飽きることなく、「これからどうなるんだろう?」と非常にわくわくしながら、それでいて落ち着いてじっくり味わうことの出来た時代劇。
山本周五郎の作品に金曜時代劇のクオリティを加えると、これほどまでになるんだなぁ~と素直に感心してしまいました。




来週からは、「慶次郎縁側日記」が始まる様子。
このシリーズは非常に面白い作品だっただけに、とてもとても楽しみで仕方ありませんっ!
予告だけをみるかぎり、私の大好きな「蝮の吉次」の活躍や、この作品の根本ともいえる「あの事件の暗い影」が、まだまだ物語の裏に隠れて影響しているのが伺えました。

来週の木曜時代劇も、目を離せない予感がぷんぷんですね!!

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Comment

[742] “おとっつぁ~ん”考

こういう感じの終わり方になるんじゃないかと先週の予告見てて感じてました。こういう“オチ”のつけ方、見ていて結構こっぱずかしい気がいつもするときがあります。しかしそれが製作者の意図するものだとわかるんですけども武之助さんの仰るとおりちょっと違和感を感じるのは感じますが、ああいう風にしか表現しにくい。のかな?あるいはそれの前にもう少し前振りかなんかしてからでないと説得力ありませんね。だけどもその“前振り”を考えるのもちょっとばかし難しいのかもしれませんね。

[743]

金庸時代劇の頃からそうですが、出だしが面白いのに最終回で盛り下がるケースが何度かありました。
今回の違和感は「おとっつぁーん」に関してだけなんでしょうがね・・・。

慶次郎って高橋英樹でしたっけ?あの人、あの枠で幾つ主演しているんでしょうか(笑)。

[744] (=▽=)

>「お父っつぁん~!」
って子供達が茂次に走り寄っていく・・・のは良いんだけど、何かが違うような気がする。

そうですね…もったいない終わり方だったかもしれません。
無理に「めでたしめでたし」でお話が終わってしまった印象はありました。
茂次的愛情表現に関しては、そこまで深く観察してなかったのですが(^^;)

最終回は、ゆうの悲しみの表現、その照明や構図もとても素晴らしくて感動しました。
その次の居酒屋のシーン、女将のぶの、
「生きるって…いろんなことがあるわ」
というセリフにおゆうの立場を重ねて、ズーン。

この江波杏子(のぶ)さんや、平泉成(福田屋)さん、益岡徹(大六)さんら、実力派名脇役の存在感が光ってました。
小澤征悦(茂次)さんは、こんどの正月時代劇『堀部安兵衛』で主演するらしいので、武士姿?も楽しみにしておこうと思います。

[745] コメントありがとうございます

皆様、コメントありがとうございます。

誠に申し訳ありませんが、時間があまり無いため、鈴鹿より帰ってきしだいじっくりと読ませて頂きます。

何とぞ、ご容赦いただけますよう、お願いいたしますm(_ _)m

[749] 遅くなってしまい、申し訳ありません。

>>椿三十郎殿
製作者の意図は確かに感じるんですよね。おっしゃる通り、茂次と子供達という流れの最後をどのように表現するのか?ということで悩まれた結果なのかもしれません。
個人的には、子供達が
「おれ、大工になる!」
っていう夢を語っているシーンがありましたら、それを仕事の一休み中に聞いた茂次がうれしそうに微笑ながら終わる・・・みたいな感じだったらよかったなぁ~って思っていました。

何はともあれ、時代劇としての総評価はすばらしい出来だったと思います。
人情モノもいいねぇ~って久しぶりに感じることのできた時代劇でございました。


>>瑞閏殿
まぁ私だけが深読みしすぎているだけなのかもしれませんが。(^^;
出来が良いだけに、少しでも変なところが見つかると、余計に目立ってしまうのかもしれませんね。
「おとっつぁーん」
って呼ぶところも、ちょっと私てきにはもにょりました。普通に
「若棟梁ぉ~!」
の方がしっくりきたかも。

高橋英樹の金曜時代劇出演率は、よくよく考えてみると、それほど多くないのかも?
覚えているだけで、今回の「慶次郎縁側日記」ぐらいですし・・・
他に何かありましたっけ??


>>suigyo殿
うん、ちょっと「無理にハッピーエンドに持って行き過ぎたかなぁ」って思えました。
茂次的愛情表現については、「頑固で厳しいけど、その中にあるやさしさ」みたいなものを全体を通して感じていたので、そんな風に思いました。
私の思いすぎだったり?(^^;

「生きるって…いろんなことがあるわ」
もそうでしたけど、女将のぶの台詞には
「ズンズンズーン(゚Д゚;)」
と響くものがありましたねぇ。

主人公もさることながら、さりげない脇役の活躍も良かったですね。
個人的には、もうちょっと大留の大工達(特に大六)あたりの出番が多かったら面白かった&大工仕事の描写などがあればよかったなぁ~とは思いましたが、物語の趣旨が
「若棟梁と子供達」
であっただけに、あれでよかったのかもしれませんね。


正月時代劇『堀部安兵衛』でございますかっ!!
となると、赤穂浪士かぁ~。うれしいことはうれしいし、非常に楽しみなのでございますが、そろそろ赤穂浪士側の描写は終わりにして、吉良側からの「忠臣蔵」をやってほしいなぁ~って思っていたり。
小澤征悦さんは、八犬伝の「爆炎竜」のイメージがあったので(笑)、またあのような渋い役どころの演技を期待したいものです!(^o^)

[757]

金曜時代劇×高橋英樹というと…茂七の事件簿(http://www.nhk.or.jp/drama/archives/mo3/)でしょうか。
私も、高橋英樹ってけっこう出てるなあという印象を持ってましたが…意外にそうでもない…?

視点のちがう忠臣蔵って面白いですよね。
私は将軍家の目線が少しでも入っていると、おもしろいな~と感じます。
吉良側の忠臣蔵…そういえばいまだにないですね?

[758]

>高橋英樹
茂七と慶次郎が交互にシリーズで現れるから、多数主演しているように思えたんですね(笑)。

私は役所広司を使った木曜時代劇が見たいっすね。千石の殺陣が好きだったんです。


[761] 役所広司

私も役所広司さんの時代劇みたいけども何の役がいいかなあと考え込んでしまいます。“千石”の役はカッコ良かったですね。そこで個人的希望、”用心棒”なんかどうでしょう。桑畑三十郎役良いかもなぁ。と思っているのは思っていますが、少し雰囲気違いますよね。わかってるんですけども、ね…。あの人の今までやってきた役って性格から言うと両極端な感じが多いですよね。とっても暴れものかとってもスマシタ感じかそのあいだって言うのが中々なかったように思います。そう言う意味でもそれら以外の役に挑戦してもらいたいなぁ。と思っています。

[762] 高橋英樹と役所広司

>>suigyo殿
ああっ!!そうでした、そうでしたっ!!
『茂七の事件簿』すっかりわすれてました、私記憶力なさ過ぎ・・・(つД`)

高橋英樹っていうと、どうしても「桃太郎侍」や「三匹が斬る」といったイメージの方が強いため、自分的にはあまり金曜時代劇のイメージが無いんですよね。
高橋英樹もいいけれど、もう一度、舘ひろしの金曜時代劇がみたいなぁ。

>吉良側の忠臣蔵
そうなんですっ!
これってあまり(っていうか、あるのかな?)ないんですよ!
これをドラマ化してみたら、きっと面白いと思うんだけどなぁ。
「吉良側に復讐するはず」っていう情報におびえる吉良上野介。
屋敷を要塞化したり(事実ではないとしても、これは見ていて楽しい!)、腕の立つ用心棒を雇ったり、赤穂浪士側の分裂をはかるさまざまな策略を張り巡らせたり・・・
そして最後の討ち入りのシーンでは、味方が次々とやられていく恐怖という「討たれる側」の視点は、きっと新鮮だと思うんですよ!
確かに勧善懲悪も良いとは思いますけど、正直これだけ毎年毎年放送されると・・・いくら面白いとはいえ、新鮮味がありません。

「私が吉良上野介だったら、きっとこんなことやっただろう」
なんて思いながら、毎年見ているんですけどね~。ぜひそれを実現してほしいです!
ちなみに、suigyoさんが吉良上野介だったとしたら、どうします?結局は討たれることになっちゃいますが。(^^;

>>ヒビスクス殿
茂七と慶次郎が、二つともシリーズ化されているあたり、やっぱり強いですよね。
単発モノだったら、それほど印象には残らないのですが・・・。
でもそれだけ人気のあるっていう証拠だと思いますし、高橋英樹の凄さも光りますよね。

役所広司を使った木曜時代劇かぁ~。
個人的には、桃太郎侍を役所広司が演じてみたら、意外に面白いんじゃないのかなぁ~って思っています。
あの破天荒な千石っぽい感じで、高橋英樹の桃太郎とは違う
「荒々しい桃太郎」
で、江戸の悪党どもをズンバラリンッ!!!ヽ(`Д´)ノ

こういった荒々しい役どころばかり想像しちゃいますけど、一度くらい庶民役の役所広司もみてみたいです。
舘ひろしの物書同心みたいに、見事な当たり役になるかもしれませんからね。(^o^)

[763] 千石

うぉっ!レスを書いている間に新たなコメントが。(^o^)

>>椿三十郎殿
役所広司の時代劇っていうと、どうしても「千石」が出てきてしまうのは仕方ないと思います。
用心棒だとしたら、「用心棒日月抄」の青江又八郎なんてのもいいかもしれませんね。

逆に「これでもかっ!」っていうぐらいに、弱い役どころをコメディタッチで演じてくれたりするのも、もしかしたら良いかもしれませんよっ?
ただ、あの「千石」のイメージを覆すのはかなり大変なことになると思われますので、もし出演するとしたら、使う側としても大変でしょうね~。(^^

[765] 異・忠臣蔵

>私が吉良上野介だったら
…というシミュレーションゲームを考えたら楽しくなりました。笑
私なら(というかプレイヤーなら普通は)生き残ることに最善を尽くします。
常に赤穂浪士の様子を探り、幕府に根回しをし、息子をあやつり、隣近所と仲良くし(笑)、強い剣客を集められるだけ集め…
もちろん屋敷は要塞化!!! ←ここが一番おもしろそう。

しかし実際自分が吉良上野介の立場だったら…?
太平ボケしていて(息子や家臣から逐一情報をもらっても楽観的に受けとめてしまうので)、命を狙われている実感がわかず、なので対策もテキトーに家臣にまかせ、討ち入られて初めて「えっ本当に仇討ちに来たの!?」と驚く…
『忠臣蔵』に描かれる吉良上野介より無様な状態になってしまうかもしれません。(^^;)

>舘ひろし
とりあえず紋蔵さんの再放送をお願いしたいところです。→NHK様へ

>役所広司
千石、かっこよかったですねぇ。
役所さんならどんな職業・身分でもうまく演じそうですが、殺陣はまた見てみたいですね。
不治の病にかかった凄腕剣客とか、霊が見える用心棒とか。
設定的にヒトクセあるお侍さんなんかが私はイメージしやすいんですが…。

[766] 「異・忠臣蔵」っていいなぁ~

「屋敷は要塞化」は必須ですよねぇ。(笑)
昔の忠臣蔵をちょこっとだけ見たことがあったのですが、つり天井はあるわ、床から竹やりは出てくるは、壁の中に人が隠れているわ・・・と
『ここは本当に吉良邸なのかっ?』
っていうぐらいのスバラシイ屋敷に変貌されていて、みていて非常に楽しかったなぁ~。
最近の忠臣蔵は、やたらと「お涙頂戴」のシーンばかり強調しているから、たまにはああいった破天荒な忠臣蔵をやってほしいなぁ~って思います。
それこそ、suigyoさんのタイトルにもある
「異・忠臣蔵」
って感じでね!おもしろそう~っ!!( ^▽^)

「隣近所と仲良く」っていうのは、意外と重要かも。良いところおつきなさる。(笑)



でもsuigyoさんのおっしゃる通り、いざ自分が吉良だったら、対抗手段の準備などは、家臣達に任せっぱなしになっていたでしょうね。
『いくらなんでも屋敷に襲撃はないだろう』
なんて考えているはずだから。
いざ襲撃されたら、それこそ馬小屋だろうか床下だろうか、隠れて出てこないっていう状況になっちゃっているだろうと思います。
(ここだけTVと同じかな?)

>紋蔵さんの再放送
す、すばらしい・・・。これが実現したら、私はたぶん正気じゃなくなるかと。(笑)

>役所広司
やはり凄腕の剣客というイメージがありますよね。それでいて
「強い・カッコいい・女に弱い」
という時代劇ヒーローの定番からはちょっとずれた「一風変わったヒーロー」ですね。
悪役姿なんかもみてみたいなぁ~って思ったりするのですが、どこかでやってくれないかなぁ。

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武之介(たけのすけ)

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