スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『浮世風呂』 読了

『浮世風呂』(式亭三馬)、読了しました。(武之介評価:★★★★)

江戸にはたくさんの湯屋(銭湯)がありました。
そんなどこにでもある湯屋に訪れる客たちの日常的会話や行動を描いた作品です。
その滑稽さは秀逸で、式亭三馬の代表作とも言われています。

江戸時代における庶民感覚とでもいうのでしょうか?
裸の付き合いであるからこそ出てくる
「普通の会話・本音」
といったものが味わえるところが嬉しいです。
現代人の感覚と似ているなぁ~と思う箇所も多く
「子供をかわいがる父親」
あたり等は、『いつの時代も子供は可愛いのだ』(^o^)と我が事の様に読んでいて嬉しく思いました。
亭主や勤め先の主、嫁・姑の悪口はもちろんの事、習い事の評判だったり、くだらない冗談を言い合ったり、今の生活を嘆いたり、中には喧嘩にまで発展したものもあったりと・・・様々な喜怒哀楽が日常生活風景として描かれており、それが当時の口調で記載されています。
特に思ったのが、女性の口調。
「~~さ」「~~な」を語尾につけるあたりが独特で、あっけらかんとした気風の良さ(?)のようなものを感じます。
そういえば杉浦日向子先生の漫画に登場してくる女性なんかもこういう言葉口調を使っていましたし、当時の女性はこういうのが当たり前だったのかもしれませんね。
今の女性はほとんど使わないでしょうから、こういった言葉の端々からうける女性のイメージが、現代と江戸では大きく異なります。
現代は女性の社会進出が叫ばれていますけど、江戸では表には出なかったものの、女性達はきっと強い存在だったのではと思いますね。


今回私が読んだのは「日本文学大系」による単行本です。
岩波文庫の文庫本も読んではいましたが、文庫本であるため、どうしても小ささから読みづらさを感じてしまいます。
その点単行本であればサイズが大きいため、そういった読みづらさを感じませんでした。
(ただし、現代文のような改行や句読点が配置されていない読みづらさはそのままですけどね)


作品内で三馬が登場人物を使って「自分の店の商品を堂々と宣伝している」所が結構出てきます。
こういった作品に掲載することで、あながち馬鹿に出来ない効果があったりしたのかもしれません。

読んでいて、相変わらず楽しい本でした。
実は「浮世床」の方は読んだことがないので、そちらもチャレンジしてみたいと思います。

  
スポンサーサイト

Comment

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://takenosuke.blog32.fc2.com/tb.php/1424-a05b5e69

«  | HOME |  »

プロフィール

武之介(たけのすけ)

Author:武之介(たけのすけ)
悪ノリ大好き!でも小心者ナンデス。
そんな武之介の内なる声を余すところなく書き殴ったブログ!
表の仮面(笑)でもある、「上原半兵衛道場」もヨロシク!!
メールはこちら


follow takenosukenagao at http://twitter.com


カテゴリー


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


ブログ内検索


RSSフィード


リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。